結婚相手は条件よりも相性

結婚相談所で婚活するのだから自身の希望条件に適う人を探したいという人が多いのですが、あなたはどのような方を希望されますか？

男性は女性に年齢、容姿、優しさ、そして女性は男性に経済的安定を求め（年収）、続いて身長などが求められる条件に挙げられます。

お相手に望むや結婚後に理想とする価値観も大切ですが、条件に拘り過ぎてしまえば婚活は迷走するばかりです。

ご成婚に繋がる婚活とは条件よりも相性の良さ、居心地の良い人が一番です。

なぜならば、結婚はふたりで築き上げていくもの、生活だからです。

ここで弊社の元会員の例を挙げて考えていきます。

元男性会員の入会時の年齢は47歳、初婚でした。

家族はお父様は既に他界されており一人暮らしのお母様と独身のお兄様がいました。

彼のお相手様への譲れない条件のひとつに若い女性、20代の女性を希望されました。

そう、子供が欲しいからです。

彼にはお兄さんが居ましたが独身だった為、お父様から家を絶やさないようにと託されました。

彼自身も子供が大好きで休日に親友のお子さんの遊び相手になったりしていたほどです。

しかし、アラフィフの男性の現実はとても厳しい、うまくご縁に繋がりご成婚に繋がったとしても直ぐに子どもが授かるかどうか、50歳手前の彼です。

運よく子どもに恵まれたとしても経済面も大きくのしかかるのが現実です。

また年の差が開く結婚は恋愛結婚の場合はありえますが、お見合い結婚では二回り以上の年齢差で女性は先ず探さないでしょう。

昨今では年下の男性を探す女性もいる時代です。

そこで、私は彼の希望を叶えるべく次のような提案をしました。

① 国際結婚、在日外国人女性とのお見合い。外国人女性は日本人男性との結婚を望み多くの方々が登録しています。

② お子さんのいらっしゃる女性へお見合いを申し込む。

日本は先進技術や高い教育水準を持っている為、魅力的な就職が叶う国です。

その為キャリアや収入向上を求めて多くの外国人が日本に移住しています。

また、経済的安定を求める外国人女性は男性の年齢の幅の許容範囲が広いです。

アラフィフ初婚男性が自身の子どもを望むならば①の国際結婚を中心に活動すると決断するかと私は想像しました。

しかし、この二つの提案のうち、彼は①は僕にはとても難しいと②を選択しました。

また、実の子どもでなくても僕は子供が好きだから可愛がる自信はあると彼は語りました。

しかし結果的には彼は子どもの事はさておき、自分と同世代の3歳年下のお相手とご成婚に繋がりました。

あれだけ子どもが欲しいと心から決めて婚活をスタートした彼でしたが、ふたりの間で子どもは望めないとの結論になり、子どもの事は諦めまず第一に彼女との結婚を選択しました。今でも幸せに暮らしています。

このように自身のこれだけは譲れないと心に決めていた条件であっても、お相手を好きになりこの人と一緒に生きていきたいと思えればこそ、それまでの掲げていた大事な条件を諦めることもできるのです。

それはお相手との居心地の良さ、やはり相性です。

そして、男性が本気で好きになるとその愛情には「守ってあげたい」という感情が芽生えます。

愛する女性に頼ってほしい、頼りにされたい、相手の為に役に立ちたいという気持ちに心地よさを感じるものです。

これは男性に限ったことではなく女性にもありえる感情です。

まとめ

結婚相談所で活動するにあたって、ご自身の希望条件も大切ですが、運命のお相手と出会う為には、「条件に拘り過ぎない事」です。

自身の条件に拘り過ぎてしまうと迷走してしまい、せっかくのチャンスを逃すことになります。

譲れない条件、妥協できる条件など様々でお気持ちはとても分かりますが、結婚相手は恋愛の交際相手と違います。

結婚は生活です、相性が良くて居心地の良い人が一番なのです。